私は長年ミュージカル学校等でミュージカルワークショップの講師をしてきました。
春・夏・秋・冬とミュージカル学校ではワークショップを開催しますので、数えきれない沢山の方々に出会い沢山のミュージカルナンバーを指導させて頂きました。
卒業生は劇団四季・宝塚・ディズニーランド・ピューロランド等で活躍しています。
ミュージカル学校で講師をした経験は私にとっての宝物だと思っております。
しかしワークショップをやりながら、沢山の疑問も出てきました。
歌って・踊って・お芝居をする
それだけを繰り返して行っているような、、、、
勿論、ミュージカルは歌・踊り・お芝居、当然です
何か大切な物を忘れているような気持ちがずーと続いて、、、、
そんな思いを抱えながら、ある時、友人のスタジオのミュージカルの発表会を観に行きました。
舞台の幕が下りた時には私は感動の涙でぐしゃぐしゃになっていました。
発表会ですから、歌が抜群にうまいとか踊りのテクニックがすごいとかではないですよね
何が私の心を動かしたのでしょうか
出演者の伝えようという思いに私は感動しました
それぞれが、歌の歌詞に込められた思い、ダンスシーンで何をお客様に伝えたいのか、セリフは下手かもしれないけど、自分の言葉に置き換えて喋っている出演者
大切なのは、伝えようとする心なんだと思いました。
この思いは舞台とかの世界だけの特別な事ではなくて、どんな世界でも一緒です。
舞台は出演者とお客様、出演者同志のコミュニケーションのキャッチボール
社会において大切なのはコミュニケーションです。
2人以上の人が集まれば社会が出来、人と人とのコミュニケーションが必要となります。
自分の思いを伝えようとする心と相手の気持ちを受けとめようとする心。
私はこの舞台を観た時に、ミュージカル学校ではなく、自分でワークショップを開催してみようという気持ちになりました。
子供から大人の方まで受講できる、キャッチボールの出来るワークショップをやってみたい
そんな私の思いに賛同して下さった講師の方々が集まって下さり、何回かミュージカルワークショップを開催する事が出来ました。
これからも、ミュージカルワークショップをやっていきたいと思っています。
12月23日(祭日)クリスマスイブイブにミュージカルワークショップを開催いたします。
沢山の方々にご参加頂ければと思います。