ＡＹＡＫＯ先生は、、、かぐや姫？！

私はダンスのインストラクター、振付の仕事をしています。
生徒さんからは「ＡＹＡＫＯ先生」と親しみをもって、呼ばれています。
インストラクターだけでなく、ワークショップの企画等も積極的に行っています。
ミュージカルワークショップはとても人気のあるワークショップです。

「アニー」「塔の上のラプンツェル」「レ・ミゼラブル」「オペラ座の怪人」「アラジン」「ライオンキング」「キャッツ」「リトルマーメイド」「アナと雪の女王」等の作品をやっています。

話がそれましたね、話を戻して
その、ＡＹＡＫＯ先生が、、、実は、、、かぐや姫(笑)
その噂はここから始まりました(汗)

父からの DNA

私の父は役者です（俳優座出身）
幼稚園の時に母に連れられて「かぐや姫」の映画を観に行きました。
父がスクリーンに竹取の翁で出てきました！
その時、私はかぐや姫なんだ！！！と思い込んだのです(笑)
それからは、ベランダから月を見ては、月からのお迎えはいつ来るのだろうと首を長くして待っていました(汗）
残念ながら、、、いまだにお迎えは来ませんが（汗）
父が役者だとわかったのは小学校に入ってからでした。
若ハゲだった父は、いつもお坊さんの役
お坊さんならまだしも、エロ坊主の役がテレビで放映されたもんなら、次の日は学校で「お前のお父さんエロ坊主～」といじめられましたねぇ
あまり気にしませんでしたが、、、
高校生になった時に父がミュージカルの舞台に出演する事になり
えっ～あのハゲおやじがミュージカル～！！
私は興味深々で観に行きました。
ストーリーは鳥になって飛びたいと願う中年男が毎日ヒマワリの種を食べるという奇妙な話で、父はその男の主治医の役
舞台の上での父は歌い！踊り！芝居！してました！
歌も踊りもびっくりするぐらい下手でしたが、その役の気持ちが客席に伝わってきました。
私は感動して涙が止まりませんでした。
カーテンコールが何回も繰り返され、私はずっと泣きっぱなしでした。
父は凄い！！私も父と同じ世界で生きる！！！
高校を出てすぐに劇団の養成所に入り、毎日レッスンの日々。。。
その中で、私は何か違和感を感じて日々を過ごしていました
レッスンは面白い。稽古を観るのが大好き。。。
でも。。。自分が舞台に立つのはワクワクしない。。。
このシーンはこうしたらいいのになぁ、とかそんな事を考えてるのが面白かったなぁ
役者では食べられなかったので（汗）ダンサーとしてショーやモデルの仕事をしていました。
そんな生活が続くなか、友人の演出の舞台で、私は始めてダンスの振付をしました。
父がその舞台を観に来て、舞台が終わり帰宅すると
「お前は振付の仕事をしなさい。お前にはその才能がある。役者はむかない。役者を続けても意味がないし無駄。」
私はづっとモヤモヤしていた心がスッキリ！
役者を辞め、毎日ダンスのレッスンをして、ダンスと向き合った。
演劇的要素が必要なダンスは役者の経験が確実にいかされた。
今はダンスのインストラクター、振付師として仕事をしている。
全ての原点は演劇にある。
父のに感謝、親子だからこそ、愛情あふれる言葉だった。
あや子先生は残念ながら、かぐや姫ではありませんでした。
私のＤＮＡは父と母の極上のカクテル（笑）

私の尊敬する父は２０１６年３月３１日、天国に召されました
９３歳、役者魂は最後まで健在でした
天国から、見守ってくれてると思います
お父さん！！私、頑張るね！！

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