ダンスの振り付け コレオグラファーの仕事
高校三年生の夏
父の舞台を観に劇場へ
その舞台はミュージカルでした
舞台が終わった時
私は感動して泣いていた
大学受験の準備をしていた私は
受験をやめ
劇団の養成所へと進路をかえた
母は激怒!!!
「費用は一切出さないから自分でバイトしなさい」
父が役者という不安定な収入で母は苦労をしたので、、、、
母の気持ちはわかったなぁ
役者への道は思ってるよりも大変だった
ずーと 貧乏生活(笑)
ダンスを習っていた私はバイト感覚でダンサーのショーの仕事をやっていた
身長171センチの私はダンスの世界では仕事に恵まれました
ある時、友人の舞台の振り付けを担当
父がその舞台を観に来て
「お前はダンスの仕事をしなさい、ダンスはむいているよ」
父の一言で私はダンスの世界へ
毎日ダンスのレッスンに通い
ニューヨークへもダンスの勉強に行き
毎日がダンス色
ある日
イリキリアンという振付師の作品を劇場で観ました
感動。。。
言葉のないダンスの世界で
言葉がダンサーのムーブメントから伝わってきました
あんなに感動したのは
父の舞台以来だったと思う
それからは、イリキリアンの作品を観て・観て・観つづけました
あるテレビ番組のインタビューで
イリキリアンが
「振付の仕事は24時間、全てが振付の事を考えています」
と
その言葉を聞いて
だから、ムーブメントが言葉として観客に伝わるんだなって
イリキリアンの作るダンスの世界は
まさしく 演劇でした
ショーダンスの世界は勿論とても充実した日々でした
舞台・ショー・イベント・テーマパークでの仕事は楽しかった
でも
私の心は振付師になる!
それ以外は考えられませんでした。。。
役者としての経験は振付の仕事をしていくのに
とても大切な経験になりました
演劇なしには振付はできないなと
父とコレオグラファーのイリキリアンの存在が
今の私を作り
私をいつも支えてくれている
コレオグラファーの仕事は 毎日が発見の日々
毎日が勉強
振付をしている時
言葉では言いあらわせない瞬間を
感じている。。。